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このブログは、派遣看護師という働き方について
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これから派遣ナースやってみたいor派遣やってるけど困ったことがある、
というかたの参考になれば幸いです!
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派遣先の看護に疑問を感じた時、単発派遣ナースはもの申せるのか
偉そうなタイトルつけてますが、この記事はただの雑文です!
ただモヤモヤっとしちゃったことを書くだけで、結論もありません! と、先に申し上げておきますw
先日、末期がんで母を亡くしたわけですが。
けっこうギリギリまで在宅で介護して、本当に最後の最後、脳転移から全身けいれんを起こすに至って入院となり、10日ほどで旅立つことになりました。
その、最後の入院中・・・私も気持ちに余裕がなかったのもありますが、病院の対応に納得のいかないことがありまして・・・それは「身体拘束」。
病棟で看護師として働いたことがあるかたならきっとご存知かと思うのですが、意思疎通ができなくて、せん妄なんかで暴れて、抜針や転落などなどいろんな危険があるときに拘束って、することがあるじゃないですか。
それ自体の一切を否定するつもりはないのですが、母の場合は脳転移からの意識レベル低下とてんかん。治療も特にすることはない。すでにがん末期で筋力も衰えており、自分で歩行することも困難。で、「ベッドから落ちるといけないから」「点滴抜くと危ないから」で身体拘束されまして・・・
それに対する主治医の説明が、ベッドサイドで立ち話。「とりあえずこれ(拘束の同意書)サインしてもらわないと入院できないんで」「家族が24時間見てられるなら拘束しなくていいんですけど」という雑さ。
ねえ、これ必要ある?
100歩譲って、せめて、ちゃんと場所と時間とって、リスクについて不安のないよう説明するべきじゃないの?
なんだかその「転倒・転落起こさないように、病院の責任を回避するために、ルーチンでとりあえず縛っとく、でも家族には本人の安全のためと言って納得させとこう」感が滲み出て、もう辛くて仕方なかったのです。
なんで、人生の最期に、ベッドに縛り付けられて過ごさなきゃならないのか。
でも、入院されてもらってるから、おかしいと思ったけど、強く反論できなかった。
家族の立場って弱いですよね。
でもじゃあ、自分が働いていて、おかしいと思ったら、言えるのか?
そして思い出しました。派遣で働いてた頃、褥瘡の処置が明らかにおかしかったけれど、患者さんの家族は主治医に言われたその間違った処置を信じていて、勇気を出して指摘した私の意見はスルーされたことを。
そのときあれっと思ったのは、「かかとの褥瘡部分は円座に乗せて」「なるべく乾かしてかさぶたにするように」という皮膚科医の指示・・・
ご家族は、そのジュクジュクの傷を、頑張ってドライヤーで乾かしておられたのです。
いやいやいや! それは、ダメでしょ!?
それはそれは言葉に気をつけて、指摘しました。
でも、主治医を信頼しきっているご家族にはまったく響きませんでした。
これはいち派遣ナースとしてはどうするべきだったのか?
自分が訪問看護師で、もっと信頼関係ができていれば聞いてくださったのか?
主治医に直接意見を言うことができたのだろうか?
それとも、ご本人は意識もなく寝たきりでおそらく苦痛もなさそうだったから、ご家族の主治医への信頼感を損なうようなことはするべきではないのか?
答えは見つからないままです。
考えることがね、多すぎますよね^^;
それで消耗しちゃってよくないな、と思うこともあります。
ただ、真摯に考えることはやめちゃいけない。どんな立場であっても、それだけは忘れないようにしたいと思うのです。
2019年になってしまいましたあけましておめでとうございました
まさかの・・・まさかの1年ぶりの更新・・・・です・・・!
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
あ、いえ、わかってます。更新していないので定期的に読みに来られる読者さんというのはこのブログには存在しないということは・・・!(自虐) いや、もし「更新ないなー」ってたまにチェックしてくださるかた、いらっしゃったらもう本当にめちゃくちゃありがとうございます!!!
ちょうど一年前の記事で、父が亡くなって喪中ですと書いたのですが・・・
その記事を書いた直後に今度は母に末期がんが見つかりまして、あっという間に病状が進行、幼稚園に入れなかった子どもも慌てて認可外の託児所を探して預け、夏に介護のため実家へ同居、一緒に住むための新居を急ピッチで建築、しかし間に合わず秋口に亡くなり、しかし家建てちゃったのでいろんな手続きと並行して引っ越しと実家の売却などをおこなっておりましてそれはそれはもう、フログどころかパソコンを開くことすらほとんどない一年間を過ごしておりました。いわんやお仕事をや。
なんなんだ・・・この人生のタスクが一挙に押し寄せてくる状況・・・!
それで、まだ引っ越しの段ボールは片付いていない状況なのですが、ちょうど季節は真冬で超寒いですし新居はとても快適ですので、この一年の疲れを癒すべくめちゃくちゃ引きこもっていますw
とりあえず暖かくなるまでは休養することにして、もう少し落ち着いたら、今年こそこのブログも更新していきたいと思います!
四月には子どもも幼稚園に今度こそ入園できるので(笑) 派遣会社に話ききにいったり、登録してみたりして、体験談もアップできたらなと思ってます。
今年こそ今年こそ詐欺にならないように頑張ります☆
【派遣ナース体験談4コマ劇場】記事一覧
派遣ナースのお仕事体験談をもっと書いていきたいなと思ったのですが、このブログ、いい加減文字ばっかりすぎるので^^; 4コマを入れて、気軽に軽く読めるコーナーをつくることにしました。
まずは小ネタから始めて、ゆくゆくは真面目に語る記事も増やしていけたらいいな。
新しい記事を追加したらこのページからリンクしていきます。
【ツアーナースこぼれ話】(旅行添乗/イベント待機)
初めての修学旅行/お嬢様のマフラー/急な腹痛! その原因は/ツアーナースの制服はパンツスーツ?/救急箱のホントのはなし/生徒さんとの再会/見た目100%なキャンプ添乗
【要介護な人々】( 訪問入浴/デイサービス)
いきなり! ハードな訪問入浴/楽しげな幻覚/杖の活用法/夏の訪問入浴あるある
【派遣ちゃんがゆく!】(産業保健/検診/その他)
大学生集団検診-視力検査
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2018年-今年はまだ仕事復帰できそうにありませんが(涙)よろしくお願いします!
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます!
私ごとですが(っていうかこのブログ自体がオール私ごとなんですが(笑))少し前の記事で触れましたとおり、闘病中だった父親が冬の初めに亡くなりまして・・・実は喪中なんですけどね! ( ´ ▽ ` )
なんだかんだいって、ここまで大きな病気もせずに長生きし、病院でもよくしていただき、あまり苦しむこともなく亡くなったので、これはこれで幸せな人生だったんじゃないかなって思っています。
ちょうど夜勤帯だったため病棟の看護スタッフが2名しかいらっしゃらず・・・一緒に死後処置させていただきましたww
まさか、自分の父親の死後処置をする日がこようとは・・・看護の道に進むときには想像もしませんでしたね^^;
それで結局2017年中はブログ更新も止まってしまいましたが、最近相続手続きも納骨も済みまして落ち着いてきたので、ぼちぼち新しい記事も書いていきたいと思います!
まだまだ派遣ネタたくさんありますからね〜♪
あと、今年は息子が3歳になりますので、上の子と同じ幼稚園の満3歳児クラスに空きがあったら申し込んで、多分入園は今年の秋頃になるので、新しく派遣会社に登録し直して単発で少しずつ働こう! と意気込んでいたのですが・・・
定員いっぱいで入れなかったーーーー(涙)
ということで、息子の入園は来年4月、私の派遣復帰も来年4月となる見込みです。。。
またこれも記事にしようと思うのですが、派遣ってやっぱり保育園入園の就業要件としては、弱いんですよね・・・
といってパートで就職したいとは思えず・・・ゆるゆると働きたいですからね・・・体力(気力も)ないので・・・(相変わらずダメ人げn)
ということで、今年は子供の世話の合間を縫って、派遣ナースに興味があるみなさんのお役に立てる・読んでちょっとほっこりする記事を書いていけたらいいなと思います!
どうぞよろしくお願いします^^
看護師の職場の向き不向き・・・病棟&施設派と在宅派、あなたはどちらですか?
最近、私って本当に病棟看護師向いてないなぁ〜〜ってしみじみと感じる出来事がありましたのでつらつらと記事にします。
というのも、父親に末期がんが見つかり、緊急入院からの緩和ケアなう、でしてね。
父も母ももともとすごく体が丈夫で、今まで入院はおろか病院にもほとんど縁がない生活だったんです。(・・・なのにどうして私はこんなに病弱なんだろうと小一時間)
父は一泊手術とかはしたことあるけど、本格的な入院は初めて。
付き添いの母も含め、「病棟での看護師さんのお仕事」を間近で見るのも初めてというわけですね。
そこで母にしみじみ言われたのが
「いや〜あの仕事は、あんたには無理だわ」
・・・はははははははwwww
わたしその無理な仕事、いちおう3年間は頑張ったんですよwwwwww
母いわく、
・とにかく忙しい→うっかりミスが多いので怖い
・色んな仕事が同時進行→ひとつに集中するタイプなのでテンパるだろう
・患者さんからのいろんな訴えや要求→メンタル弱いから神経すり減らしそう
・看護師同士の派閥や人間関係のややこしさ→うまくやっていける気がしない
・・・ということのようですw
いや、さすが私の母です。
その通りなんです。
よくわかっていらっしゃる!!
あとはわたし、自分が病弱だったのもあって、患者さんの気持ちに共感・・・というか同感しすぎるところがありまして・・・あれもこれもしてあげたい、って抱え込んでしまいがちなんですね。ライトに割り切れないというか。
でも、やることも気持ち面も、抱え込むと自分のキャパを超えてしまって、心身をすり減らしてしまうのです。
自分でいうのもなんですが、病棟勤務時代、患者さんからの評判はよく、同僚からの評判はよくないタイプの看護師でした^^;
担当の患者さんに一生懸命お世話するから感謝されるんだけど、患者さんのとこに入り浸って姿が見えないとか、多くは新人の仕事である雑用がおろそかになるとか、そういうのでよく先輩に怒られていました。。。
母と話していて、病棟でずっと働けるのは
(1)心身ともにタフで、忙しくても息をするように患者さんに心配りができる才能をもった人
(2)心身ともに図太くて、心配りができなくても気にならない人
のどちらかであって、わたしみたいに
(3)心身ともに弱いし才能もないけど、全力で心配りをしようと努力している人
は、疲れて燃え尽きて離れていってしまうんだろうね・・・と思いました。
実際、新卒時代の友人で(1)タイプの子はいまだに病棟でバリバリ働いていますし、(3)タイプはみんな辞めていまは主婦してるかクリニックで働いています。
※(2)タイプは友人にはいません^^;
そんなわけで、「あー、(3)タイプかも・・・病棟辛いんだよね・・・」と悩んでいるかたにおすすめしたいのがズバリ在宅看護・在宅介護の道です。
病棟で燃え尽きてた頃、わたし「看護師に向いてないかも」ってずっと悩んでいたんですが、縁あって派遣で飛び込んだ在宅介護(訪問入浴ですが)は、そのお宅に訪問している間は利用者さん1人のことだけを考えれば良いので、すごーーく楽な気持ちでお仕事をすることができたんですよ。
もともと患者さんを綺麗にすることに燃えるタイプだったのもあり、訪問入浴はすごく向いていたのかもしれません(笑)
保清ケアとかより医療行為の方が好き! というかたは訪問看護もいいですよね。オンコールが続くと大変かもしれませんが・・・患者さんの家に行って1時間みっちり向き合えるので、すごくやりがいがある職場だと思います。
難点をいえば、病院よりお給料が少なめな点ですが・・・^^;
でもでも、「病棟が辛い」=「看護師できない」ってわけでは全然ないので、昔のわたしみたいに看護師辞めようかな、でも続けたいな、と悩んでらっしゃるかたは、ぜひ在宅看護・介護にも目を向けていただけたらとっても嬉しいです☆
・関連記事・
>>病院以外の看護のお仕事-看護師の資格を活かして働きたい!
・このブログの記事一覧はこちらです
ツアーナース業界におけるキャンプ・登山経験者の希少価値
もともとわたし、アウトドア・キャンプ・登山が趣味でして。
っていっても、日帰りBBQ・夏山登山くらいなんですが・・・(キャンプは子どもの頃よく行ってた)
もともと体力がないので、夏山でも完全装備で出かけるんですよ、何かあったら帰れなくなっちゃいそうで怖いので・・・
で、そういう「山経験あります」的なことをポロっと言ったところ、キャンプ添乗の依頼をいただきまして、からの上の4コマのような事件(!?)がおこったわけです(笑)
あ、実際のキャンプ中にはとくに何も事件はおこらず、フツーに一緒に楽しくキャンプして帰ってきただけなんですが、翌年・翌々年もありがたいことにご指名をいただきました^^
わたしはアウトドア経験者なのでいつも通り準備して出かけただけなんですが、やはり経験のあるなしって装備にあからさまに差が出るらしく、熱烈大歓迎されました。繰り返しますが添乗中はとくに何も起きていません。なのでやっぱり、「安心感」が評価されたってことだと思うんですよね〜
アウトドア系が趣味のかたや経験者のかたは、ぜひキャンプ・登山添乗で活躍してください!
経験がなくても興味があれば、山ガール系の雑誌やサイトで勉強して準備したら、すごく喜ばれると思います。最低限、軽登山靴とレインウエアがあれば自分も楽なので、ぜひチャレンジしてみてください♪
体験談4コマの記事一覧はこちら>>【派遣ナース体験談4コマ劇場】記事一覧
ツアーナースのお仕事について>>旅行に付き添うツアーナース(添乗看護師) 実体験から求人の探し方や仕事内容について語ります!
このブログの記事一覧はこちらです>>サイトマップ(記事一覧)&このブログについて
真夏の訪問入浴は暑い! マジで暑い!
真夏の訪問入浴はガチで体力勝負です。
特に私がよくお仕事を受けていた名古屋市は、夏の気温と湿度がすごい高いのですよ・・・
いやまあ近くに全国最高気温を叩き出しまくっている多治見市もありますし、もっと暑いところは暑いのでしょうけど・・・^^;
どれくらい暑いかというと、入浴車の車内はエアコンつけてても普通に38度とかそんな感じ。なぜ38度って具体的に言うかというと、入浴時に使う湯温計が38度を指しているのを何度か確認したからですw
で、湿度も高いうえにさらに湿度の上がるお仕事するから、気分はミストサウナです。嘘です。そんな気持ちのいいものではありません。1日終わった後の麦茶は最高ですけどね! (私は下戸なのであれですけど、飲める方はビール最高だと思いますw)
そんな38度の環境におかれていた体温計。測ろうとしても作動しないんですよね〜もともと38度になっちゃってるから!
そんなときは、アルコール綿で水銀のとこ拭いて気化熱で冷ますとすぐに測定可能になります(・▽・)b ついでに自分の体もアルコール清拭して涼みたくなりますね! 下戸だから赤くなるけどね!
体験談4コマの記事一覧はこちら>>【派遣ナース体験談4コマ劇場】記事一覧
訪問入浴のお仕事について>>単発派遣の代表格・訪問入浴看護師ってどう?
このブログの記事一覧はこちらです>>サイトマップ(記事一覧)&このブログについて
ツアーナース(修学旅行添乗看護師)・イベントナース(救護所待機)のおすすめ派遣会社と選び方について
ツアーナース・イベントナースのお仕事はどこで探せるか・どの派遣会社がおすすめか・看護師派遣会社の選び方のポイントなどについて経験をもとにまとめます!
ツアーやイベントのお仕事をやってみたいけど何から始めたらいいかわからないかたや、どこの看護師派遣会社に登録したらいいか迷っているかたの参考になれば嬉しいです☆
☆ツアーナースについてまとめた記事はこちら>>旅行に付き添うツアーナース-添乗看護師/体験談・求人の探し方・仕事内容のまとめ☆
☆イベンナースについては>>イベントナース-どんなに楽しい行事でも私たちの居場所は救護所!ただひたすら待機の一日
☆体験談いろいろ>>派遣ナースお仕事体験談 カテゴリーの記事一覧
ツアーナース・イベントナースの募集について
どこで募集されてるのか
旅行付き添いやりたい! イベント救護やりたい!
といっても、まったく未経験だとどこで探していいかわからないのが正直な所ですよね。
ちなみに私の場合は、検診バイトで一緒になったナース仲間からおすすめの派遣会社を教えてもらって登録し、添乗のお仕事をいただくことができました。
(1)派遣会社
まずは看護師派遣会社です。
単発派遣という働き方の中に、ツアーやイベントの求人もあります。
(2)旅行会社
旅行会社に知り合いがいれば、看護師募集している旅行案件に応募できる可能性があります。
(3)学校から直接
これも学校等に知り合いがいれば、直接雇用してもらえる可能性があります。
(4)病院経由
地域のイベントなどでは病院の看護部などに依頼がきて、職員の中から募集するケースがけっこうあります。
(5)ボランティア登録など
ボランティア団体に所属していたりこれも知り合いがいたりすると、「こういうイベントの救護ボランティアやってみませんか」という話がきたりします。
派遣会社から受けるのがおすすめな理由
はい、上を読んでいただいて気づかれたかもしれませんが正直な所(1)がイチオシなんですね〜^^;
私自身が経験あるのは(1)(4)(5)ですが、(4)(5)は無給(ボランティア)でした。
(2)(3)ははっきり言ってもしそういうコネがあったとしてもおすすめしません。なぜならば、もし何かトラブルがあった場合、全て個人の責任で対応しなければならないからです。
最初は派遣会社から紹介で言って、次回以降お給料upするから直接契約しませんかなんてもし誘われても、絶対に受けるべきじゃありません。
万一何かのコネがあって個人で受ける場合は、看護賠償保険に加入して、契約時に責任の所在について文書で交わしておくくらいの準備は必ずしてくださいね!
本当はそういう場合でも「ここの派遣会社に登録しているので派遣会社経由で依頼してください」というほうがおすすめです。
ボランティアについては紹介機関がしっかりしたところで、賠償保険などにきちんと加入しているのならば受けても大丈夫ですが、お仕事として・・・というのとはちょっと違いますね。経験積むのにはいいと思いますが。
ツアーナース派遣の実際のところ
ここからは「派遣」としてのツアーナース・イベントナースについて書いていきます。
勤務形態は「単発派遣?」
ツアーもイベントも1日〜長くて1週間程度のお仕事なので、就業形態としては「単発派遣」になります。
となると気になるのが、「単発派遣原則禁止」の派遣法との兼ね合いについて。。。
☆派遣法についてはこちらの記事で詳しく書いてます>>平成24年改正労働者派遣法で看護師単発派遣はどうなった?
単発派遣だけの組み合わせ勤務について
いちばん問題になるのが「自分自身が家計の主たる収入者で、ほかにメインの勤務先がない」場合。
ひらたくいうと、「独身単身者がツアーやほかの単発派遣だけを組み合わせて働くことが可能なのか?」という点についてです。
これですが、派遣会社によっては「31日以上継続して同じ派遣先に定期的に行かないとダメ」なところと「派遣会社との契約は31日以上で締結するので、派遣先はバラバラでもOK」なところがあるようです。
(※一通り登録に関するQ&Aなどを読んで調べた限りです。全ての会社に個別に確認を取ったわけではないので、登録時にご自身で確認してくださいね!)
つまり後者の「派遣会社との契約は31日以上で締結するので、派遣先はバラバラでもOK」な派遣会社であれば、ツアーナースのみの勤務やほかの単発案件との組み合わせ勤務も可能ということになります。良かった! (←わたし自身がやっていたように毎週1本ずつツアーを受ける、という働き方も可能ということですね)
正社員との併用について
また、「正社員で勤務していて休みを利用してのツアーナースバイト」「結婚していて旦那さんの扶養の範囲内でのツアーナース」というケースについては派遣法上は全く問題ありません。
勤務先の就業規則で副業が禁止されていないかについてはご注意ください。
ツアー・イベント求人を扱っている看護師専門派遣会社
※それぞれ公式募集ページにリンクしています
特におすすめなのはMCナースネット
上記の派遣会社さんはどこも、わたしが派遣ナースを始めた10年以上前からある会社さんなので、信頼できると思います。
そんな中イチオシなのがMCナースネットさん。
その理由は、「単発派遣全般に積極的であること」と「全国展開していること」。
派遣法改正で単発派遣が原則禁止になってから、看護師派遣業界においても単発派遣については消極的になってきたなぁ・・・という印象があります。
「短期・単発の派遣も一応扱ってるけど、できたら紹介予定派遣やバイト紹介(直接雇用)で・・・」というニュアンスが透けて見える看護師求人会社が多いんですね。
その点MCナースネットさんは、非常勤・短期・単発派遣もぜひ! というスタンスですし、ツアーナース案件も特集ページ作って力を入れておられます。
また拠点が全国にあるので、登録面談やお仕事相談もしやすいです。
ツアーやイベント以外のお仕事も豊富なので、とりあえず派遣先に困ることはなさそうというのも大きなメリットです。
次点がアテンダントナース
アテンダントナースさんは、拠点が関西なので関西のツアー案件が豊富です。
全国的に網羅しているわけではないのと、ツアー以外の検診や介護系については案件が少なめでなので、ツアー以外のお仕事もしながら・・・という場合には別の派遣会社との併用が必要になってくるかなと思います。
ツアー・イベントの看護師派遣会社の選び方
関東在住のかた
MCナースネットは必須。プラス、アテンダントナースと、できればあと1社くらい登録して条件など比較してみるといいと思います。
関西在住のかた
アテンダントナースは必須。プラス、MCナースネットと、できればあと1社くらい登録して条件など比較してみるといいと思います。
それ以外の地域のかた
MCナースネット→アテンダントナース→ナイチンゲール→パソナメディカルの順に登録しつつ、お住まいの地域のお仕事があるかどうか登録面談時に確認してみてください!
そのときにはなくても、特に観光地だと「現地受け」案件などが出てくる可能性もあります。
基本的にはMC─ナースネットは必須です。
関西のかたはアテンダントナースにもぜひ登録を。
あとはね〜コーディネーターさんとの相性などもあるので、「登録したしアピールもしたけどあんまりいい反応ないなぁ」という場合は別の会社にも登録してみるといいです。
併用は問題ないですし、「ここではツアー、こちらは介護系」のように、なんとなくお仕事内容によって自然にすみわけができていく場合もあります。
いろんな経験をしながら、ツアーナース・イベントナースのお仕事に出会えるよう頑張ってみてください!
☆ツアーナースについてまとめた記事はこちら>>旅行に付き添うツアーナース-添乗看護師/体験談・求人の探し方・仕事内容のまとめ☆
☆イベンナースについては>>イベントナース-どんなに楽しい行事でも私たちの居場所は救護所!ただひたすら待機の一日
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死期を悟った患者さんに、その日限りの単発派遣ナースが向き合う時
先日、日野原重明先生が亡くなりました。
個人的なことで恐縮ですが、わたしも学生時代から予防医学・代替医療・チーム医療にとても興味がありまして、その流れで大学も単科系ではなく総合大学を選んだという経緯がありまして・・・
などという無名の個人の進路選択にも影響を及ぼしているくらい(笑)の、このジャンルの先駆者である日野原先生の偉業には、本当に敬意しかないです。ご冥福をお祈りします。
その流れで日野原先生の昔のエピソードが紹介されているのを目にしまして、ちょっと思い出したことがあるので例によってとりとめなく語りたいと思います。
まずその「エピソード」のご紹介。
医師になったばかりの日野原先生、担当していた患者さんが「わたしはもう死ぬんだと思います」と言われたのに対して「いや、きっとよくなるから、元気をだしなさい」と励ましたそうです。
しかし患者さんはそのまま亡くなり、「死を受容している患者さんに対して励ますことしかできなかった、ほかにどうすればよかったのか」と悩んだところが医師としての原点・・・というお話でした。
(記憶を頼りに書いているので言葉などはこの通りではないと思います、すみません)
難しいですよね・・・死と向き合うこと。
しかもね、これって、単発派遣で介護系のお仕事やってると頻繁に遭遇するものでもあるんです。
わたしは訪問入浴が長かったので、特にがん末期の在宅療養の利用者さんに出会うことが多かったです。
こちらが単発その日1日限りのナースであっても、利用者さんにとってはそれが人生最後の入浴なのかもしれないわけですよ。
単発派遣の看護師に、何ができるのか?
まあハッキリ言って何もできないです、でも何もしなくていいとも思えないのです。
まずできるのは、看護師がいるので安心して入浴してもらえること。
そもそも在宅で訪問入浴を使っているかたって、本人がお風呂好きであることも多いので「多少具合よくなくてもお風呂には入れて欲しい」って言われることも多いです。
時間を短くするとか浅めに入れるとか、なんとか実施できる方法を考えるという努力がひとつ。
もうひとつが、死期をすでに悟っている本人や家族になんて声をかけるか。
わたしはごく当たり前の挨拶ですが、「お疲れ様でした」って言うようにしていました。
すごく印象に残っているのが、がん末期のご本人から「明日から入院するんだけど、多分もう帰ってこれないから今日はどうしても風呂入れて」と言われた時・・・
ああ、死を受け入れてらっしゃるんだな・・・って思いました。
もう何もいうことはないというか、軽々しく何も言えなくて普段通り(といっても5回くらいだったのですが^^;)楽しい雰囲気でサービスを実施して、最後に帰る前に「お疲れ様でした」と伝えました。
いつも通りの挨拶、入浴終えてお疲れ様という意味に加えて、生きることそのものに対してお疲れ様という気持ちを入れたつもりです。
伝わったんじゃないかな、と思います。
それ以後も、なんどもこの「お疲れ様」を言ってきました。
これが正解のことばなのかは今でもわかりません。
ただ、介護現場に看護師としてかかわる以上、生死と真摯に向き合う気持ちは忘れずにいたいな、と思います。
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