〜派遣看護師という生き方〜お仕事体験談ブログ・派遣会社情報・コラム

臨床経験3年で派遣ナースになって10年のフリーターナースがお仕事体験談やライフスタイルコラムをつづるブログです。主に単発で健診・訪問入浴・ツアーナース・イベントナースをしていました。お仕事内容・時給・心構え・派遣会社情報等を知りたい方の参考になれば嬉しいです^^

仕事が辛い! 看護師を辞めるタイミングの決め方-いつ、どうやって、なぜ退職するのか

年度末ですねぇ・・・

この3月で、病院・病棟を退職する予定だよーというナースさんもいらっしゃるんじゃないかと思います。
私もうん年前、3月年度末に新卒で就職した病院を辞めて転職・その後派遣看護師の道にすすみました。

詳しくはプロフィール>>【自己紹介】はじめまして。フリーターナース兼子持ち主婦のきなこです。

 

ステップアップのため・人生計画のため、前向きに退職して次の職場や家庭に向かわれるかたはいいのですが、病院・病棟の仕事がつらくて逃げるように辞める私みたいな看護師さんも少なからずいらっしゃると思います。

なんかさ、そういう場合って、「とにかく辞めたい」が先に立ってしまって、

・冷静に辞めどきを見極めることができない
・その後のビジョンなしに突っ走ってしまう
・円満退職できない

なんて問題が起こりがちなんですよね^^;

えっ、なんでそう思うかって?

私がそうだったからですよ!w

 

そんなわけで、この記事では
「看護師が辞めるとき、ちょっと心にとどめておきたいこと」
自分の痛い経験をほじくり返しつつ、つらつらと書いてみたいと思います。

 

 病棟を辞めたいと思ったきっかけ

何度か書いている通り、私は新卒で就職した病院を3年ちょうどで辞めています。その理由とは?

 

そもそも向いてなかった

まず、そもそも病棟看護師の仕事に、私の性格が向いてなかったんですね^^;

いちどにひとつのことにしか集注できない性格なので、複数の業務を同時進行しなきゃならない病棟看護は根本的に不向きでした。。。

 

病弱だと病人の世話はできない!?

そして体力がなかった!

昔から病弱で、病院によく行っていて、そこで憧れて看護師を志したというとてもよくあるケースなのですが、看護師って体力の要るお仕事じゃないですか・・・

もうね、8時間立ちっぱなしで働くだけでも精一杯なのに、残業当然夜勤も当然の職場で、やっていけるわけがなかったのです。

このあたりの詳しい事情はこちらの記事でも書いてます>>看護師に向いていないかもと自信を失っていた私が派遣看護師をやってみようと思ったきっかけ

 

それでさ、周りの同僚はというと、やっぱり気力体力が充実している人がほとんどなわけですよ。

 

あるとき熱を出して仕事を休んだことがあります。(というか、何回かありました。。。)
わたし熱にも弱いので、38度超えると動けなくなるのね。

で、解熱してからもしばらくフラフラしてるのですが、その状態でなんとか出勤したときに言われたのが

「熱ぐらいで気軽に休むとか言わないで」
「シフトの穴埋めるの大変なんだから」
「来月はかわりに夜勤やりなさいよ」

・・・・・・・・

・・・・・・わたしに死ねとおっしゃるの?(´Д` ;)

 

そのとき実感したのが

・病弱なやつに病人を世話する資格はない
・病弱な人はそもそも看護師にならないので病弱な同僚の気持ちなど理解してもらえない
という悲しい事実であったのです(涙)

 

病弱なので病人の気持ちは実感として分かるのだけれど、病弱では務まらないのが病棟看護の世界でした。

 

クラッシャー上司の存在

さらに、いちどにひとつのことしかできなくていっぱいいっぱいの私は、いわゆるお局主任の新人イビリの標的になりました。

なかなかひどかったですよー

・同じミスをしても私だけ超怒られる
・反省文を5回くらい再提出させられる
・一挙一投足をチェックしていちいち文句つける
・わざと難しい患者さんを担当につけてネチネチいびる
・常に人格を否定される
・電話もコールも全部とれと言われる

ま、そんな感じなので、普通にストレスで蕁麻疹出たし出勤前に嘔吐とかしてましたね。

思い出しても腹が立つwww

 

でもこの主任、仕事はできるし上層部にはいい顔するので、出世は早かったんですよ。

こういう上司がいると、その職場に勤め続けようっていう気持ちは普通に失せますね・・・希望がもてないというか。

 

病院を辞めるまでのすったもんだ

そんなこんなで就職1年目で早くも辞めたくなった私。
しかし「やめたいなー」と思っているだけでは何もかわらないわけです。

 

最初は異動希望を出してみた

辞めたい理由の半分くらいが件の主任のイビリだったので、まずは院内で異動して人間関係が変わればいいかもしれない、ということで異動希望を出しました。

 

まさかの引き留め&脅しw

すると。。。「1年目で異動はナイ」と一蹴。

じゃあ仕方ないから辞めたいですって正直に言ったら

「あなたの新人教育のためにどれだけのコストがかかってると思っているの?」
「いまここで辞めたら、次の就職先から問い合わせがあったときに、いいことは言いませんからね」

 

・・・・・・!!!!!????

え、それ、もしかして、脅し!?
わたし就職する病院間違えた!?!?!?(今更)

 

結果的に異動はできたけれど

ま、でも結論から言うと異動はさせてもらえました。
あれだな。人事担当の部長もなかなかのキャラクターだったっていうことなのかもしれない。辞めたいって言った人はとりあえず人事による圧迫面接を受けることになる、と後から知りました。

それにしても就職面接のときはすごく優しかったのにあの豹変ぶりは凄かった。。。

 

で、別の病棟に異動させてもらって、そこはとても人間関係が良くてそういうストレスはなかったのですが、やはり病棟そのものに向いてないということは変わらず・・・

「3年頑張ったら辞めよう」と決めて3年きっかり勤めて早め(半年以上前^^;)に退職希望も伝えて、今度は脅しも引き留めもなく無事に年度末での退職が認められました。

うん、こんな使いにくい新人、病院側だって無理して使うのいやだよね!w

 

有給はすべて破棄!

円満退職とはいったものの、退職日は選べず3月末日を指定されたし、まるごと残っていた40日の有給は一切使わせてもらえませんでした。

なんか「辞めさせてやるんだから有給がーとかゴタゴタいうな」って空気を感じたんですよね・・・

同じように退職する人、みんなそんな感じで、有給消化というものはこの病院にはありませんでした。

 

今から思えば、有給使うのなんて当然の権利なんだから、ゴネてみればよかったなぁと後悔しきりです。。。
そしたら有給消化期間にゆっくり転職活動できたし、慌ててブラック企業に就職決めちゃうこともなかったと思うんだよね・・・・

 

慌てて転職するべからず

この自分の経験から、「とにかく仕事がつらくて辞めたい」と思いつめている看護師さんに伝えたいことは「転職は慌てちゃだめだよ!!」ということです。

いまの職場が辛かったら転職してもいいんです。

でも、慌てないで、落ち着いて行動してね、ということ。

 

ブランクを作ってはいけないという思い込み

まずわたしがブラック企業に就職を決めてしまった最大の理由は「職歴にブランクはないほうがいい」という思い込みです。

なので仕事でいっぱいいっぱいの中、夜勤明けとかの時間を使って時間も気持ちにも余裕がないまま転職活動をしてしまいました。
当然冷静に判断できない、選択肢も限られる中で無理やり決めてしまった感があります。

 

職歴のブランクについては、たしかにないほうがいいというのが一般的ですが、看護師に関しては多少あっても大丈夫なんです。
多少のブランクより、経験があれば採りたい! というのが多くの医療現場の本音かと。。。

 

なんだかんだいって、いまの時代でも「看護師」の資格は本当に強いんですよね。その点は資格職の強みに自信もって大丈夫だと思います!

 

転職先は病院しかないという思い込み

なぜ一般ブラック企業に転職してしまったかというと、「看護師の仕事=病院」「病院は向いてない」「だから看護師として働くのはむり」と思っていたからです。

看護師がだめなら普通にOLするしかないって思ってしまった。

実際はもちろんそんなことはなくて、このブログで紹介している体験談のように介護系・学校・企業・単発イベントなど、けっこう選択肢は広いです。

それが最初からわかっていたら、慌てて転職を決めることはなかったかもしれません。人間、追い詰められると視野が狭くなりますね。。。

 

結局は派遣で看護師に舞い戻った

それで結局、派遣看護師という道に進んでいまに至るわけです。

本当、慌てて転職先決めたのは大失敗だったと思っています^^; 社会勉強にはなったけど、大きな代償を払いました。。。

いまやり直せるなら、有給消化期間にゆっくり単発派遣で働きながら転職先検討できるのになぁという感じです。

 

ナースの退職、ここに気をつけよう

とりあえず冷静になろう

とにかく、冷静に・・・

上でも書きましたが人間は追い詰められると視野が狭くなります。

「辞めたい、でも次が決まらないと辞められない」と焦った心理状態での転職活動はよくないです。

(いいところがあったら転職したいなーくらいなら別にいいのですが(笑))

 

職場はいくらでもある

看護師の職場はいろいろあります。多少ブランク作ろうが退職までに次が決まらなかろうが、大丈夫です。食いっぱぐれはありません。

 

退職日は計画的に

といって、無計画にホイホイ辞めてしまうことをお勧めしているわけではありませんよ〜

「仕事がつらくて、でもやめるにやめられない」と悩んでいるかたに気を楽にして欲しくて言っているので、その辺りは誤解されませんよう・・・

本当にもうだめ、というのでなけれは退職は計画的に! というのも大事です。

 

「臨床3年で一人前」説

まず、よく言われる「看護師は3年でようやく一人前」説。

実際のところ、3年じゃあまだまだ・・・なんですが^^; それでも、「3年」病院に勤めたという経験は意外と評価されるというのが私の実感です。

 

「臨床経験1年」「3年」「5年」が条件になる求人ってあります。

ちょこっとでも勤めたことがあれば「経験あり」になるのでとりあえず仕事はありますが、「1年」できれば「3年」あると、できる仕事の幅が広がります。

なので、頑張れるなら、3年なんとかがんばってみることをお勧めします。
3年続けられれば状況も変わって、その職場を続けようって思えるかもしれませんしね^^

 

ボーナス支給日or年度末

看護師の退職日で多いのが「ボーナス支給日」と「年度末」だと思います。

やっぱりなんだかんだこの区切りがいちばん、金銭的にはメリットが大きいですよね。退職金とかも関係してくるし。

病院によってOK・NGあるとは思いますが、ちょっとでも長く勤めてくれるなら・・・というので希望を聞いてもらえる可能性もあるので言ってみてもいいと思います。

 

有給消化は労働者の権利です!!

私がもっとも後悔している「有給消化」。

これ、労働者の権利ですからねー!
ダメって言われたら労基署に行くって言っていいレベルの話ですからねーーーー!!!

ぜひ、権利を行使してください。

 

転職活動はいつから始めてもOK

まとめると、看護師の転職活動

・在職中

・退職決まってから

・退職してから

いつ始めても大丈夫です。

いい転職先が見つかったら退職を考えてもいいし、退職決まってから始めてもいいし、余裕がないなら退職してからスタートしてもちゃんと仕事は見つかります。

ぜひ、資格と経験を生かして楽しく働けるお仕事を見つけてくださいね♪

 

こちらの記事もあわせてご覧ください☆

 ・派遣会社の選び方/オススメの派遣会社はどこ?

派遣じゃなく普通に就職すると決めたら/看護師転職サイト

看護師派遣会社の登録方法とその後の流れ

病院以外で資格を活かして働きたい!

未経験/臨床経験なしでもできるの?

 

このブログの記事一覧はこちらです

>>サイトマップ(記事一覧)&このブログについて