救急箱は学校が用意してくれるけど、あると便利&安心な修学旅行添乗の持ち物とは?
修学旅行添乗のお仕事で使う救急箱(ナースバッグ)は、学校が用意してくれます。
たまーーーーに持参する場合も、ナース個人が準備する必要はありません。
が・・・
が・・・・・
上の4コマのような事例が、ごくたまにですけど、あるんですよ・・・・!
わたしが「困った−!」となった例としては
・救急箱自体ない
・体温計が水銀計のみ。しかも途中で割れた
・ガーゼと絆創膏しか入ってなかった
・ティッシュがない、消毒しても拭くものがない
・マスク400枚とうがい薬20個持たされた(※インフルエンザ流行ってた^^;)
・バ○リンだけを袋に入れて渡された
・胃薬だけが何種類も大量に入っていた
などなど・・・
・・・・・あれ、思い返したら結構いろいろありますね^^;
まあまあ、実際は10〜20回に1回とかくらいですかね、体感頻度としては。
養護教諭の先生が用意してくださった救急箱はだいたい過不足なく中身も揃っているのですが、そうじゃない場合は上のようなことが起こりうるようです。
大前提として添乗ナースは「学校側が用意してくれたもの」「生徒本人が持参したもの」「受診して処方されたもの」しか使えないのですが
それじゃあどうにもならないんだよぉおおおお(涙)
というケースも、ないわけじゃないのです。。。。
もちろん救急箱にないものが途中で必要になった場合には、添乗員さんと先生にお願いして購入してもらうことは可能です。
だけどさ、今目の前で血ダラダラ流してるのに、「最寄りのコンビニまで2時間かかるんだよねぇ」なんて言ってられない・・・みたいな状況ってあるじゃないですか。
じゃあどうするのか、というのでわたしがたどりついた答えが「最低限すぐに使いたいものは持参」です。
あ、当たり前? 当たり前ですけどここもさじ加減の難しいところで・・・
・内服薬は責任問題になりかねないので絶対NG
・外用薬もNG(100歩譲ってワセリン程度)
・救急箱内で代用できるものがあればそちらを優先して使う
・持参したものを使う場合は必ず一言ことわって了承を得てから使う(さすがにティッシュくらいは構わないですがw)
・聴診器とペンライトも使っていいか尋ねておく
というところは気をつけていました。
最低限必要なものリストとしては(上の4コマより多いですけど(笑))
・聴診器
・ペンライト
・手指消毒スプレー(エタノール)
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・絆創膏
・テーピングテープ(ホワイトテープ代わりにも使える)
・包帯1巻(ガーゼ代わりにも使える)
・ワセリン
・はさみ
・ピンセット
・体温計
・メモ帳とボールペン
これらをポーチにまとめて入れていました。
大きさとしては、携帯用のメイクポーチ1コ分くらいです。超コンパクトなマイ救急セットですw
あ、飛行機に乗るときははさみとピンセットは機内持ち込みできないから要注意ですよ!(わたしいちど没収されたので←アホ・・・)
☆聴診器&ペンライトについて補足
ナース感覚からすると聴診器とペンライトって使って当然なアイテムなのですが、なかには「医療行為は控えてほしい」という団体さんもあるのです。
えっっ・・・聴診が医療行為・・・!?と最初はびっくりしたのですが、「子どもを重病じゃないかといたずらに不安にさせてしまう可能性」「学校では普段使わないのでそれに準じてほしい」などの理由があるようです。
それくらい、ナース感覚と一般感覚にはズレがあると思っていたほうがいいということかもしれませんね。
だけどこれ、もし本当に重症だった場合、聴診器がないことで観察できないリスクはめちゃくちゃ怖いですよね。
なので、聴診器やめてって言われる団体さんでも、わたしはカバンのなかには入れて持っていましたね。(使わないけど)
これ以外のツアーナースの持ち物については、こちらの記事でもう少し詳しく書いきました>>修学旅行付き添い看護師の持ち物チェックリスト☆個人的な都合と偏見込みバージョン・∀・
体験談4コマの記事一覧はこちら>>【派遣ナース体験談4コマ劇場】記事一覧
ツアーナースのお仕事について>>旅行に付き添うツアーナース(添乗看護師) 実体験から求人の探し方や仕事内容について語ります!
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