派遣看護師のやりがいについて-わたしの目指す看護は、派遣で実現できるのか?
本日5/12 は「看護の日」ですね。
いろんなところで看護イベント、高校生のナース体験イベントなどなど行われているようです。
というわけで、普段からナイチンゲールについて・看護について、私が思っていることをつらつらと書いてみたいと思います。
5/12が看護の日に制定された理由は、ナースの皆さんならご存知のとおりこの日がナイチンゲールの誕生日だからですね。
そして、これも看護を学んだ人ならご存知のとおり、ナイチンゲールが看護の祖とされているのは、けっして「献身的に病人に尽くしたから」ではなく、「公衆衛生という概念を世に広めたから」ですね。
もちろん、献身的に傷病者の看病をしたというのは美談ですし、その姿勢が大事なのもそのとおりなのです。
でも、日本、とくに看護の当事者ではない人たちって、いまだに「ナイチンゲール=自己犠牲のもとに病人に尽くした=看護師ってそういう仕事で、看護師してるのもそういう人たち」っていう思い込みが強いような気がします^^;
実際に博愛精神溢れたナースさんって、いないわけじゃないけど、私も含めて「いや自己犠牲とか無理っしょ」「ていうか専門職なのにブラック助長しないでよ」って思ってる方の方が多いんじゃないですかねぇ。
それで、ナイチンゲールが提唱した看護の基本理念に戻るんですけど、看護の日をきっかけに看護師に興味が湧いたよという若い学生のみなさんはぜひ「看護覚え書き」を一読されることをおすめします。(看護学校でも授業で使うとこ多いと思いますが)
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ここからは私の独断に基づいて好き勝手書きますので(いやいつも好き勝手書いてるんですけど)、「いや私が習ったナイチンゲールと違う」というツッコミはご容赦ください^^;
習ったうえで私がたどり着いた看護観てものを書いてみたいと思いますので。
看護師の仕事っていろいろあって、まあよく言われるのが
(1)医師の診療介助
(2)患者の生活援助
(3)療養環境の整備
ですよね。
私個人の感覚ですが、看護師の本分はとくに(2)(3)にあると思っています。
あと、付け加えるなら(4)公衆衛生も入れたい。保健師さんの分野ですかね。
ぶっちゃけですね、診療介助は、看護師いなかったら医師がやればいいって話なのですよ。
病院はこの比重が大きくて、(2)(3)に割く時間が思うようにとれない、というのも病棟勤務が辛かった理由のひとつです。
これを一言でまとめて、私が目指す看護とは?
「その人に最適な日常生活が送れるよう援助すること」です!
まあ抽象的ですみませんが^^;
・健康な人であれば、病気や怪我をしないように予防や環境整備を。
・ちょっと体が弱い人であれば、生活へのアドバイスや動作の手助けを。
・介護が必要な人であれば、必要十分かつ最低限の介助を。
で、その人がなるべく「自分のフィールドで生活できている」と自尊心をもてるように必要なところを補っていくこと。
まあ、そんなイメージです。
なんでもやってあげることばかりがいいわけじゃないし、なんでも自分ですることがいいわけじゃない、そのバランスが難しいのですけどね・・・
それで、派遣看護師である私は、この理想を実現できるのか?なんですが
できないことはないよな、と思っています。
あーうんたいそうなこと言ってますけど正直派遣の何がいいって後腐れがないところなので(こらこら)、継続的な看護がどうこうって言われちゃうと耳が痛いのですが〜〜(汗)
その日1日1日の中でだって、できないことはないよね。
とくに私がよく行ってた職場は「在宅介護」「修学旅行添乗」「健康診断」などですから、まさに病院などの「医療フィールド」ではなく利用者さんの「生活フィールド」に入っていくパターンがほとんどなわけです。
なので、医療の現場でバリバリやりたい! というより、生活の中で看護師にできることをやってお役に立ちたい、という気持ちの強い私には、派遣って悪くない働き方だなぁ〜と思っています。
派遣だと看護のやりがいって感じられるのかな? と疑問に思われているかたは、私みたいなタイプであれば大丈夫ですよ! と申し上げたいです^^
逆に医療行為バリバリやりたい! っていうかたは、紹介予定派遣や転職で病院に行かれるほうがいいかな。
「目指す看護」のありかたはナースの数だけありますからね♪
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